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がま口財布の特徴と魅力とは?丸くてかわいい留め金のひみつ

”ちょうどいい”長財布「フカフカ ロング親子がま口

レトロで懐かしい雰囲気のあるがま口財布。日本人にとってはなじみ深く、和の雰囲気にも合いますね。そんながま口はどんな歴史を持っていて、現在ではどんな風に進化しているのでしょうか。こちらの記事では、がま口財布の由来から、メリットとデメリット、そして財布を選ぶ際のコツまでを詳しくお伝えしますよ。がま口財布について詳しく知って、ご自身にぴったりのお気に入り財布を見つけるヒントにしてくださいね。


目次

がま口が生まれたところはどこ?

コロンとしたカタチが愛らしい「ドロップツリー木玉 おじゃみがま口」

海外からの旅行者の方にも人気のがま口財布。和ものとしての雰囲気があるたたずまいや、かわいらしい見た目のがま口はどこで生まれたのでしょうか。日本のどこで……?いいえ、実はがま口は海外生まれなのです。

発祥は日本ではなくヨーロッパ!

実は、がま口はヨーロッパ生まれ。和もののイメージとは裏腹に日本で生まれたのではなく、16世紀ごろにフランスで生まれ、舶来品として日本に持ち込まれました。日本にはない珍しく便利なものとして迎え入れられたがま口は、もともとどんなものだったのでしょう。

留め具がポイントの高級品だったバッグ

がま口はフランス貴族たちが腰から下げる金属製の留め具として発祥しました。美しい装飾が施された留め具は、持ち歩くための巾着袋につけられ、その便利さからハンドバッグなどのカバンとして発展、小さいサイズのものは紙幣の流通と共に財布へと進化したと言われています。

日本でも独自に進化していったがま口

舶来品として日本に持ち込まれたがま口のカバンはその後、日本で金属製の髪飾りなどを作っていた職人によって生産されたといいます。当初は金具に高価な「真鍮」素材が使われていたことから高級品として扱われていましたが、安価な金属を使ったものが生産されるようになると大衆へと広まっていきました。


がま口財布を作ったのは誰?職人技と呼ばれるルーツ

口金に巻いた革が上品な印象の「itsu mono リトルがま口」

発祥はヨーロッパ、でも現在のがま口の魅力は日本らしく進化しているところとも言えそうです。日本におけるがま口財布のルーツはどこにあるのでしょうか。その発展の歴史は日本における文化的な発展要素も関係しています。

兵部省御用商人が持ち帰ってきた使い勝手の良いカバン

がま口を日本に持ち込んだのは明治時代の兵部省御用商人・山城屋和助。兵部省(ひょうぶしょう)とは現在の防衛省に相当する機関で、和助は軍需品や日用品などを海外から調達するという仕事をしていました。その際にフランスで流行していた使い勝手の良いがま口のカバンや財布を日本に持ち込み、それを模倣して作らせたことから日本に広まったと言われています。

文明開化と共に普及したがま口財布

明治時代と言えば「文明開化」と呼ばれたように、生活様式が西洋化し、発展していった時代。西洋文化が積極的に取り入れられ、牛鍋などの肉食も普及していきました。普及とともに素材としての牛革の生産も安定していき、それまで風呂敷か巾着が主流だった袋物は、がま口と革素材によって急速に変化していきます。

日本人の歴史に寄り添って進化したがま口

当時の財布は貨幣のみを入れるために使われていた巾着のような「信玄袋」が主流。そこに持ち込まれたがま口財布は、ちょうどそのころに発行が始まった紙幣に合うよう日本の職人によって改良され、普及していきます。また当時、ものを持ち歩く際には風呂敷や巾着袋のほか、紐のついた携行用の箱型胴乱だけでした。がま口のカバンは、身軽で持ち運びしやすいものであることや、大正時代にかけて主流となる洋装にも合うモダンなファッションアイテムとして進化、流行しました。


がま口財布の名前の由来

パカッと口を開けると小さなカエルみたい「ドロップツリー こがま口 キーリング」

「がま口」という名前はどこから来たのでしょうか。外国由来だったとわかったがま口ですが、英語では「frame purse」などと言われることが多く、意味としては「フレームのついた財布」。その呼び名は外来語ではなさそうです。

確かにそっくり!日本に生息するあの生き物から独自につけられた「がま口」

「がま口」の呼び名は日本独自につけられたもので、その由来は日本に生息する「ガマガエル」。がま口の大きく開く口の部分がガマガエルの大きく開く口に似ていることや、がま口を上から見た時の形がガマガエルそのものの形にも似ていることからこの名前が付けられたと言われていますよ。

財布にぴったり!名前の由来とゴロの良さ

「カエル」には「帰る」という意味もあることから、「福かえる」「お金がかえってくる」という言葉のゴロになぞらえ、がま口財布は縁起が良いと言われています。ヨーロッパをはじめ諸外国でも豊穣や幸運の象徴として愛されるモチーフです。入ってきた運やご縁をしっかりしまい、大きな口で良いものをとりいれていく、見た目もかわいらしい縁起物です。


がま口の金具の名前は「口金」。種類もたくさん!

スクエア型の口金を使った「ワラビーロングがま口ウォレット」

がま口のポイントは大きく開く金具。その名前は「口金」と言います。ガマガエルに例えると口に当たる部分なのでそんな風に呼ばれているのかもしれませんね。実は口金にも様々な種類があるのをご存じですか。知れば知るほど使いやすくてかわいらしいがま口の世界が広がります!

様々な種類がある口金

がま口としてまっさきにイメージされる弓型にカーブを描いた「くし型・丸型口金」と言われるもののほか、カードなどが曲がらず入れやすい「角型口金」、型崩れしない立体型のポーチなどに使われる「箱足口金」、箱型ポーチや立体型の印鑑ケースなどに使われる「ボックス口金」、レトロな和物財布やハンドバッグに採用される「文鎮口金」、サイドの生地から金具が独立する「浮足口金」、入り口が2つに分かれる「二口口金」などなど形だけでも種類が豊富にあるんです。がま口が様々な形や用途に対応して進化した証と言えそうです。

素材もカラーもさまざま。ファッションアイテムとしての楽しみもいっぱい

口金の素材は金属が主流となっていますが、木枠でできたもの、樹脂製のものなど素材や質感も実にさまざま。口金の形はスタンダードな弓型でも、金属部分の太さや留め金に装飾が施されていたり、金属自体にアンティーク加工がされたものなどファッションやTPOに合わせて選ぶ楽しみも広がります。


知っていましたか?留め金に使われる2つの丸い部分の名前

留め金が木でできているからほっこりかわいい「ドロップツリー木玉 ロング がま口 ウォレット」

口金の上にちょこんと乗った2つの丸い部分にも名前があるのですが、それをご存じの方は意外と少ない?!こちらも日本で名付けられた名前が付いていますよ。

よく見たら確かに似ている?2つの〇〇〇〇〇!

パチン!と口を閉じてくれる2つの玉。こちらの名前はがま口の由来と同じく、日本でなじみ深い食べ物から「らっきょう玉」と呼ばれています。こちらも日本にがま口が広がっていく過程で名付けられたと言われており、根本がぷっくりと丸くてツヤッとしたその形が確かにそっくりですよね。他にもその形から「俵玉」や「こけし玉」と言われてきたものもあるそうです。いずれも古くから使われてきたスタンダードな留め具です。

種類もさまざま。がま口財布一番の要(かなめ)。

この「らっきょう玉」もハート型や動物を模した形などおしゃれな形がたくさんあって、色、素材と共にがま口財布を選ぶポイントになっていますね。しかし、「らっきょう玉」は見た目だけで選ぶのは危険!玉の曲線がしっかりかみ合っていなかったり、硬すぎる、緩すぎるなど調整がしっかりされていないと使い勝手が劇的に悪くなってしまいます。見た目だけでなく品質に関わる重要なポイントですよ!


がま口の別名といえば?代名詞であり代表なんです。

色々入って収納力もきちんとある「キャンディルーフ 親子がま口」

がま口の別名や言い換えはどんなものになりますか?日本に輸入された当初は「がま巾着」「西洋胴乱(どうらん)」とも呼ばれていたと言いますが、現代ではどうでしょうか。

がま口を別の名前で言い換えると?

現代において、がま口を別の名前で言い換えるとすれば「小銭入れ」や「財布」。みなさんが「がま口」と聞いて連想する通り、財布の代名詞となっています。そういえば、筆者のおばあちゃんも「お財布もってきて」とは言わず、よく「がま口もってきて」と言っていましたっけ。「お財布=がま口」その歴史と普及率から日本の財布と言えばがま口が王道であったという証のように思えます。

財布の代名詞であり代表格。がま口財布が支持される理由

ファスナーやスナップボタン、マジックテープなどが普及するまで、ずっと主流だったがま口財布ですが、それらに取って代わられることなく今も人気のがま口財布。片手で大きく開けることができ、中が見渡しやすい、パチンという音でしっかり閉まる安心感が変わらず支持され、お札やカードの整理整頓がしやすいもの、コンパクトなものやお財布バッグなど需要や用途に合わせて進化を続けているからです。


がま口財布のメリットとデメリットを知ろう

たっぷり大容量が魅力な進化系がま口「キャンディルーフ ロングがま口ウォレット」

使って実感。がま口財布のメリットとは

がま口財布のメリットはなんといっても大きく開く口金。ワンアクションで中身が見渡せて、サッと中身が取り出せます。大容量なのに厚みが出にくく、パチンと閉めれば中身がこぼれる心配がなく安心です。がま口財布というと小銭入れタイプのものを想像する方も多そうですが、カード入れが充実したものや長財布タイプのもの、二つ折りや2口の親子がま口など使い勝手が良いものもたくさん!金属製の口金はとても丈夫なので、留め具がきちんと調整されたもの、丈夫な生地を使ったものを選べば壊れたり使えなくなることはほとんどありません。

知っておきたい!がま口財布のデメリット

がま口財布のデメリットは金属製の口金があることである程度の大きさが出てしまうところ。ポケットに入れて持ち歩くにはサイズが気になる方もいるかもしれません。また、どんなものを入れるかによって仕様を選ばないと、お札を折って入れなくてはいけなくなったり、カードが曲がってしまうなどのデメリットが生まれてしまいます。また、口金の品質によっては固すぎて開けにくい、横から小銭が出てきてしまうなどのトラブルが出てくる場合もありますから注意が必要です。


私にとってベストなものはどれ?がま口財布の種類と選び方

サイドポケットが便利な「キャンディ あおりがま口 (M)」

100年以上の歴史の中で、進化してきたがま口財布は、使い勝手や見た目、そして素材も多種多様。自分にぴったりのがま口財布はあるかな?ここではがま口財布を選ぶ時のヒントをお伝えします。ずっと使える愛用がま口を見つけてくださいね。

財布に入れたいもので選ぶ仕様

あなたは財布にどんなものを入れて持ち歩きたいですか?電子マネーが普及し、小さくてコンパクトな財布でたくさんのお札は持たず、小銭入れやカード収納を重視される方も増えてきました。一方、外出に欠かせないものになったスマホも入れて、それ一つで外出ができるお財布バッグも人気です。カードが多い方は収納力はもちろん、見渡しやすい収納ポケットがあるかどうか、持ち歩くカバンの大きさと財布の大きさがあっているかなどをチェックするといいですよ。

多種多様な素材から選ぶ

素材の多様さもがま口財布の魅力です。染物や織りを使った美しい和風のもの、軽い化繊のもの、あたたかみのあるニット素材など好みのファッションや雰囲気に合わせて選ぶことができます。ただ、お財布となると中に入れる小銭は金属ですからその重さや素材感に負けないものがいいですね本革製のがま口財布なら、穴が空く、破れるといった心配がなく、使ううちに手になじんで長持ちします。昔から愛されてきた牛革財布も、加工の仕方や染色によって手触りやカラーもさまざまに展開され、ファッションに合わせて選ぶことができるようになりました。

重視してほしい口金。職人が作る一生モノの財布

生地と一緒にこだわってほしいのは口金の品質です。安価なものも手に入る現代ですが、大切なものを入れる財布にはしっかりと締まる、信頼できるものを選びましょう。細やかな調整が施された日本製で職人が作ったものがおすすめです。もし、使ううちに留め具が緩んでしまってもメンテナンスに出せるサービスがあるなど、信頼のおけるものを購入すれば長く愛用し続けることができますよ。

おすすめ一生モノのがま口財布5選

せっかく買うなら末永く使えるお財布がいいですよね。コンパクトさ重視のものや大容量のものなど、がま口財布にも様々な特徴があります。ライフスタイルに合わせてぴったりのがま口を選んでいただきたいけれど、どれを選んだら良いか迷ってしまいますよね。ここでは、いろんな特徴を持ったおすすめの一生モノがま口財布5選をご紹介します。

①お財布人気No.1!「キャンディルーフ 親子がま口」
片手にすっぽり収まるコンパクトサイズ。両面についたポケットでたっぷり収納できるがま口です。

お財布人気No.1!「キャンディルーフ 親子がま口」

②かわいくて個性的な木玉が魅力「ドロップツリー木玉 ロング がま口 ウォレット」
木玉のほっこりしたパチン音に、なんだか元気をもらえそうながま口長財布です。

「ドロップツリー木玉 ロング がま口 ウォレット」

③癒し系がま口No1!「フカフカ 親子がま口」
まるでフカフカの食パンのようなフォルムにシンプルな魅力を詰め込んで。 お財布やポーチに♪やわらかく手触りのよい親子がま口。

癒し系がま口No1!「フカフカ 親子がま口」

④分類上手になれる「ドロップツリー Wポッケ親子がま口」
表面のポケットが特徴的!こまかなものの収納に便利で使い勝手も良い親子がま口です。

お財布にもなる「ドロップツリー Wポッケ親子がま口」

⑤必要なものがまとめて入る「ドロップツリー がま口ウォレットポシェット」
いれたいものが入る、大き目サイズのがま口をお探しならこちら。たくさん入るけどすっきりシェイプでお出かけもらくちんです。

必要なものがまとめて入る「ドロップツリー がま口ウォレットポシェット」

WRITERこの記事を書いた人

どらやき部長

どらやき部長
東京都出身。
みんなの膝の上を渡り歩き癒すのがお仕事
会議に参加して、大きな声でにゃー
おしりをトントンされるのが大好き
ごま すあまと仲良く暮らしています
趣味は TVをみること(動物番組がすき)